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[books]第三の脳——皮膚から考える命、こころ、世界 傳田光洋(12/300)

楽しい読書生活

08.01.22
第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界
傳田光洋
朝日出版社 (2007/07/18)
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■第二の脳が「消化器」なら、第三の脳は皮膚だ、と宣言する著者。

■第二の脳が消化器だと宣言したのはガーション博士だそう。培養液に漬けて生かしてある口部分から校門部分まで(消化器の入り口と出口まで)に切り取ったモルモットの消化器。口に錠剤を押し込むと、管が動き出してぐりぐりと移動させ最後はちゃんと肛門部分から出てくる!つまり、消化器だって脳と同じく感じて、考えて、判断して、行動してる臓器だ、ということ。

■そして皮膚も。皮膚の角層バリアはいつも自分の状態をチェックしている。肌は色を感じるだけでなく、色によって異なる反応をする。頭部を切り取った気の毒なカエルを中にぶら下げ、背中の一部に酸の刺激をあたえると、後ろ足で「かゆいなあ」と掻くそうだ。『つまり刺激をあたえられた場所の認識、そして、そもそも「不快」な刺激であるという認識は脳でなくてもできるのです。』(p.96)

■著者がいうように、脳だけがすごい!んじゃない。この本を読んでいると本当に人間のからだ観がかわってくる。からだがどんどん愛おしくなってくるのだった。

(08/01/18読了)