1年で300冊の読書にチャレンジ中。現在46冊目。
■「ツレがうつになりまして。」の著者によるまんがエッセイ。ツレさんに会う前、高校卒業から絵を勉強するための学校へ入学するまでのお話。
■何もしたくない、何もできることはない、と半引きこもり(?)な生活を送りながらなんと就職をし、そして転職を重ね、最後には「絵をやりたい」と学校へ入学する話なのだけれども、その全編を「いろいろあったけど好きなことを見つけたわたし」という美化した酔い方なしで描いてあるのがすばらしいと思った。仕事のことを口にする家族へ目をつりあげて八つ当たりする、高校卒業してしっかりと就職していった友人たちへいだく劣等感、いくら過去のことでもそれらの過去と向き合うのは決して楽ではないでしょうに。
■「絵を描く」と決めたとき、「もっと前にそうしていればよかった」と思う場面が出てくる。ありふれた言い方になるけど、思い至るまでの時間は無駄ではなかったね。なぜならその「無駄」にした時間の出来事を著者自身作品とすることができたのだからね。
(08/03/02読了)
追記:
著者の細川貂々さんのブログ
http://www.hosoten.com/blog/



