■山田ズーニーという名前は聞いたことがあったものの、これまで読んだことがなかった(し、読もうともしなかった)。後輩が貸してくれた本。ありがとう。10年たってもかわいい後輩よ。
■夜読むと泣けるので夜読まないほうがいい。もしくは、泣きたい場合には夜読むといい。
彼女の文章は軽い感じではじまるが、ささいな仮面をかぶった日常が実は重大な出来事であり、重大であるままにおわる。ひとつひとつ、結びの部分まで大真面目。そこがなんだかわたしはちょっと違和感を感じる。というかそこまでオセンチになりたくない抵抗。これで泣いてるなんて恥じゃんとおもってしまう(泣いてるのだが。泣いているだけに)。おねがい。もう少し軽やかに。
■でもやっぱりそんな大真面目は「言葉にする勇気」だろう。著者が受け取ったメールにあった
「『考えているけど言葉にできない」という生徒もいます。でも、それは考えているのではなく、感じているだけなのです。感じていることを言葉にすることが考えることです。ところが、彼、彼女らが、感じていることを言葉にできないのは、勇気がないからなのです。」
という言葉を読むとそう思えてくる。
■ほかにも山田ズーニーの本を貸してくれたので、読んでみよう。ほかの本はどんな雰囲気かしら。
(08/03/15読了)

